斜降式救助袋は、建物の開口部などから地上または避難空地へ向けて斜め方向に展張し、袋本体の中を滑り降りることで避難を補助する救助袋です。
本資料では、斜降式救助袋の基本構成、主な部品、認定・型式情報、設置・取替時に確認すべき事項をまとめています。
掲載している仕様や部品構成は代表例であり、実際の仕様、寸法、納まりは建物条件、設置場所、避難空地、既存設備の状況により異なる場合があります。
1. 製品の概要
斜降式救助袋は、建物の開口部から斜め方向へ袋本体を展張し、避難者が袋内を滑り降りる方式の救助袋です。
垂直式救助袋と比較して、降下先となる避難空地、展張方向、下部固定位置、周辺障害物などの確認が重要になります。
株式会社タカオカの救助袋は、すべて受注生産品です。既製品としての在庫販売は行っておりません。
2. 主な構成部品
斜降式救助袋は、主に以下の部品で構成されます。
- 袋本体
- 入口金具
- 取付金具
- 下部固定環
- 格納箱
- 縞台
- 格納箱用防水カバー
- その他、設置条件に応じた付属部品
屋外に設置する場合は、設置条件に応じて縞台や格納箱用防水カバーが必要となる場合があります。
3. 主な部品仕様
入口金具
入口金具は、救助袋の入口部を構成する金具です。避難者が進入する部分となるため、開口部寸法、設置位置、建物側の納まりに応じて確認が必要です。
代表的な構成例:
- 鋼管
- ワイヤーロープ
- 入口部固定用金具
実際の材質・寸法は、型式、設置条件、製造時期により異なる場合があります。
取付金具
取付金具は、救助袋を建物側へ固定・支持するための金具です。設置場所、取付部の状態、建物構造、展張方向に応じて確認が必要です。
代表的な構成例:
- アングル材
- 鋼管
- 平鋼
- 取付・支持用金具
下部固定環
下部固定環は、斜降式救助袋の下部側を固定するための部品です。斜降式では、袋本体を安定して展張するために下部固定部の位置や状態を確認する必要があります。
代表的な確認項目:
- 下部固定位置
- 固定部周辺の状態
- 避難空地との位置関係
- 展張方向
- 周辺障害物の有無
格納箱
格納箱は、救助袋本体を収納・保管するための箱です。設置場所や保管環境に応じて確認します。
代表的な構成例:
- 鋼板製
- 塗装仕上げ
- 屋内または屋外設置条件に応じた仕様
縞台
縞台は、屋外設置や設置条件に応じて使用される部品です。設置環境や納まりに応じて必要性を確認します。
代表的な構成例:
- アングル材
- 縞鋼板
格納箱用防水カバー
格納箱用防水カバーは、屋外設置時などに格納箱を保護するためのカバーです。
代表的な構成例:
- ターポリン帆布製
- グレー色
4. 認定・型式情報
斜降式救助袋は、認定番号・型式記号により仕様が区分されます。
登録・表示にあたっては、認定証票、製品銘板、既存資料などを確認してください。
確認項目:
- 認定区分
- 認定番号
- 型式記号
- 製造時期
- 既存設備の状態
製品仕様・製造時期・設置条件により、認定番号・型式記号が異なる場合があります。正式な確認は、認定証票・製品銘板・取扱販売店または消防設備業者を通じてご確認ください。
5. 設置・取替時の確認事項
設置・取替を検討する場合は、以下の情報を確認してください。
- 建物用途
- 設置階数
- 開口部の位置
- 開口部寸法
- 展張方向
- 避難空地の有無
- 下部固定位置
- 周辺障害物の有無
- 収納場所
- 既存設備の有無
- 認定証票・型式記号
- 既存設備の写真
- 点検結果や指摘事項
斜降式救助袋では、袋本体を斜め方向に展張するため、降下先となる避難空地と下部固定部の確認が特に重要です。
6. 所轄消防署・消防設備業者への確認
救助袋の設置・取替・更新にあたっては、所轄消防署への届出・確認が必要となる場合があります。
設置可否、必要な仕様、既存設備との適合、取替方法などについては、取扱販売店または消防設備業者を通じて確認してください。
7. ご注意
本資料は、斜降式救助袋の基本的な確認事項をまとめたものです。
掲載内容は代表例であり、すべての現場にそのまま適用できるものではありません。実際の仕様、寸法、納まり、必要部品は、建物条件、設置場所、避難空地、既存設備の状態、所轄消防署の確認内容により異なります。
株式会社タカオカでは、製品に関する基本情報を掲載しておりますが、現場調査、設置可否の判断、施工、取替工事、消防署との調整は行っておりません。
設置・取替・更新をご検討の場合は、取扱販売店または消防設備業者へご相談ください。